輝く未来の小谷村を創るために、他人事ではなく「当事者」として関わり、対話をしていくことが重要だと考えてます。
そこでデータを基にしっかりとした議論を積み重ね、村民の皆さんの力を引き出す場をつくろうとしています。
そこに関わる人は多いほど、地域も観光も大きく成長していきます。
その「対話の場」&「実践の場」が地域づくりプラットフォームです。
小谷村の中にはたくさんの資源があります。たとえば村民の皆さん自身の持つ力(知恵・技術・やる気・経験)や、村内にある魅力(自然・文化・歴史・生産物)など、大事なもの・大切なことをを掘り起こし、繋いだ上で形にしていく場です。
そのことが小谷村で暮らすことの価値を高め、小谷村を『住みたい場所、訪問したくなるような場所』にしていきます。
話し合いだけでなく、いくつかの試み(プロジェクト)を行います。
実践したこと全てがうまくいくものではないかもしれません。むしろ失敗のほうが多いかもしれません。しかしその試行錯誤から、新しいモノ・コト、そして事業を生み出そうとしています。
まず、すべての中心になる「理事会」があります。ここは昨年の審議会メンバーと各分科会のリーダー、サブリーダー、村長・副村長・観光地域振興課長で構成しています。
具体的検討を行うために「里山歴史分科会」「雪国分科会」「観光戦略分科会」の3つの分科会にて活動します。
分科会ではテーマにそって掘り下げた議論をし、いくつかの試み(プロジェクト)を実施しながら、これからの地域づくりのあり方を明確にしていきます。
委員にはこれまでの審議会に関わっていたただいた方、各分野に見識・経験のある、一般公募の方で構成し、各分科会に8~10人の方が参加しています。
最初は限られた委員でスタートしていますが、将来的には、村の資源を活用して地域づくりを目指す方が誰でも参加できる「オープンな場」にしようと考えてます。
村の基幹産業であったスキー産業、そこに小谷で育まれた雪国文化というプラスαを加え、真に魅力的なコンテンツと場を創り上げようとする部会。雪国の暮らしと活動を愛する多士済々なメンバーが集まり、活発な議論が行われました。
雪を使った学びの場「雪学・雪育」、雪を活かす暮らしの提案、雪を活用したイベントや体験会、夏も含めたスキー場の活用提案、小谷流のSDGsなどの議論を重ねました。
多様性に満ちた村にある自然・生活歴史文化を資源として、訪問したくなるような地域づくりを目指す部会。
各地区から古き良き里山の暮らしを継承するメンバー、塩の道をこよなく愛するメンバーが集まり、何が大切でどう継承するか?
という議論がありました。
分科会では、集落の里中を見て歩き、具体的な魅力の発見・共有しながら議論を深めています。
里中暮らしの小谷学、塩の道の活用、循環型の里山暮らし、里山文化の情報発信というキーワードがありました。
塩の道を後世まで残すため、公認ガイドを育成するプロジェクトが始まりました。
小谷にある資源を活用し事業化したり、より観光を活用化するために問題解決、目標達成のため方向性やシナリオ(戦略)を構築する部会。農業、林業、商業、観光業界、自然学校、建築業など様々な事業の経営レベルの方が集まりました。
地域にフィットした持続性のある事業・ビジネスの設計、「訪問したい」という意欲を喚起するような情報発信の提案など、小谷の風土のあった提案・発信します。
各分科会はバラバラではなく、理事会が中心(ハブ)になりながら具体的な実践(事業化)へと動いていきます。
実践の際には、主役である住民を村がしっかりとサポートできる体制を構築していきます。
地域プラットフォームは、『住んでよし訪れてよしの小谷を創る』ための舞台です。
実現にむけて、住民、事業者が当事者として取り組むことを始めていきます。
村民の皆様から、こんな素敵な人がいる。こんな大事なモノ・コトがある。小谷村の資源を活かしたこんな事業を考えている・・・
という情報を募集しています。自薦他薦は問いません。大事なモノ、大切なコトを見つけるために、ぜひ、ご協力ください。