冬にたっぷり降り積もる雪、さて、どう活用するのか❔❕
小谷村も暑くなってきました。
冬には山ほどあったあの雪が、「今ここにあればなぁ~」と思いますよね。
部屋の冷房に使ったり、ビールをしっかり冷やしたり、寝っ転がって昼寝をしたり・・・
昨年度からスタートした地域プラットフォーム雪国分科会の発案で、冬の雪を夏まで残してみようという話になりました。
いつまで残せるものなのか?
どのように残せばいいのか?
残してどう活用するのか?
残すためにどの程度の手間や労力・費用がかかるのか?
とにかく試してみながら、調べてみようということになりました。
例年2月末、鎌池付近には5m以上の積雪があります。
5月中旬には2m程度まで雪が解けます。5月下旬には小谷温泉から鎌池までの車道の除雪が始まります。
鎌池駐車場の除雪作業を行う際、雪を山にして残しました。
最初は高さ6mほどの円錐形にし、遮光・雨除けのためシルバーシートをかけました。
6月24日の残雪の様子です。周りの雪はすっかり無くなりましたが、高さは4mとしっかり残っています。
大きな鋸で切り込んだところ、高さ1mぐらいの所に黒い筋が見えています。
黒い筋から下の部分が自然積雪によるもの、上の部分が駐車場除雪の際にさらに乗せた雪です。
1mのラインより下が、ゴミがほとんど入っていない美しい雪がそのまま残っていることになります。
下のきれいな雪を上の雪で保護していることになります。
雪学 小谷小学校で授業を実施
どうやってこの雪を活用するか?
5月11日に小谷村立小谷小学校3年生・4年生の総合的学習の時間で、「雪学」の授業を実施しました。
雪学とは、雪にまつわる様々なことを知ること、学ぶこと。小谷ならではの雪の暮らしが辛いだけではなく、価値あることに変えること。
それをみんなで考えようとする取り組みです。
雪はなんで冷たいのか?
なぜ小谷村はいっぱい降るのか?
なぜ結晶は六角形なのか?
そして、小谷独自の、どうやったら雪下ろしが上手くなれるのか?
どうやったら安全に下せるか?なども皆で考えてみました。
特に話題になったのが、山田旅館・山田誠司さんの雪下ろしの技術です。Youtubeの映像を見てびっくりしていました。
https://www.youtube.com/watch?v=TgLlAwqac-w&t=45s
この映像は、記事を書いている本日現在、1470万回の再生!
この雪学の中で、残した雪の活用を考えました。
「思いっきり遊ぶ、そり、かまくら、スノーキャンプ、雪の上のすいか割り大会など、かき氷のように食べたい!」
残念ながら雪はそのまま食べるとお腹を壊します。
学校での雪学の授業の後、実際に鎌池に行って、「雪学・実践編」の予定を計画していました。
アイスクリームを作ったり、雪の板を作りアートな時間にする計画でしたが、雨で延期が2回続き開催できませんでした。
雪が残る間に開催したいところです。
雪をどう活用できるのか
みんなが嬉しくて、小谷村の人も有難いと思うような、活用の仕方を大募集しています。